◆第59回スプリンターズS・G1(9月28日、中山競馬場・芝1200メートル) 「考察」のスプリンターズS担当は、ヤマタケ(山本武志)記者だ。サトノレーヴの強さを認めつつ、生粋の穴党は刺客探しを宣言。 記憶がよみがえる。8月下旬、人馬も減ってきた函館競馬場で取材していた。連日35度以上の酷暑で熱波に包まれた本州と違い、30度超えはほぼなくカラッとした空気が心地いい。そんななか、ある一頭に目を奪われた。サトノレーヴだ。 筋骨隆々な馬体で歩く姿に貫禄すら感じたが、何より注目は函館にいたことだ。英国遠征明けで、3か月ぶりの今回。暑さを考えると、JRA施設では最も過ごしやすいであろう場所から脚慣らしを始めた。…