実績組が強い印象のオールカマーだが、近年は傾向に変化がある。近5年に限ると、前走がGIIIだった馬が4勝、そして3連勝中と勢いがあるのだ。そこで今年の登録馬のうち、GIIIからの転戦となる馬を紹介したい。 今年の登録馬で該当するのは3頭だ。その中で最有力はドゥラドーレス(牡6、美浦・宮田敬介厩舎)だろう。レガレイラの半兄で、近親にはディープインパクトやレイデオロなどの大物が並ぶ血統馬。順調に使えず出世が遅れていたが、今年は小倉日経賞を制し、GIIIで連続2着と軌道に乗っている。とりわけ前走の七夕賞は脚を余してのアタマ差2着で、勝ちに等しい内容だった。ここで待望の初タイトル獲得となることを期待したい。 もう1頭…