◆第10回紫苑S・G2(9月7日、中山競馬場・芝2000メートル、牝馬限定、3着までに秋華賞の優先出走権) 昨年の6月にこの世代で最初の新馬戦を勝ったダノンフェアレディ(牝3歳、栗東・橋口慎介厩舎、父キズナ)。能力は十分だが、昨秋から今春は順調にいかず、G1出走を逃してしまった。だが、担当の千野助手は「春と比べると顔つきが変わってきました。カイバを安定して食べるようになってくれたのが大きいですね」と確かな成長を伝えた。 前走の1勝クラスでは2番手から危なげなく抜け出して快勝。472キロとプラス20キロだったが、ひと皮むけた勝ち方だった。「(8月)24日の調教がものすごく良かった。いい状態で行けそうです。切れよりも…