ビコーペガサスのセントウルSから30年 武豊騎手との1年9か月ぶりの勝利

  •  短距離界の名バイプレーヤーとして、この馬の名前を憶えているファンは多いだろう。90年代の中盤から後半にかけて重賞を2勝、GIで2着3回の活躍を見せたビコーペガサスである。今回はちょうど30年前、彼が1年9カ月ぶりの勝利を手にした95年のセントウルSを振り返ろう。  ビコーペガサスは父Danzig、母Condessa、母の父Condorcetの血統。父は米国のトップサイアー、母は81年のヨークシャーオークスの勝ち馬という良血だった。93年秋にデビュー。ダートで新馬、さざんか賞と勝ち進むと、初芝となった京成杯も制し、無傷の3連勝で重賞ウイナーの仲間入りを果たした。しかし、その後はマイルCSが5着、スプリンターズSが2着、安田記念が4着など、強

あなたにおすすめ

©NetDreamers