武豊騎手が8月9日の土曜札幌8Rをナリタヒカリで勝利してJRA通算4600勝を達成した。そこで前回の4501勝から4600勝までの約1年3カ月の間に起きた、重要なトピックスを振り返りたい。 武豊騎手が前人未到のJRA通算4500勝を達成したのは、昨年5月12日の東京2R・3歳未勝利のウェットシーズンだった。この間にJRA重賞は5勝、うちGIは3勝を挙げている。何といっても印象的なのはドウデュースとの激闘の日々。宝塚記念では無念の6着に終わったものの、秋を迎えて天皇賞(秋)を直線一気、ジャパンCを4角手前の大捲りで連勝。ラストランに予定されていた有馬記念はまさかの出走取消となったが、それも含めて実にスリリングな現役ラストシーズンだった。…