外ラチ沿いから管理馬の動きを見守る鹿戸師がトランシーバーで指示を送る。「やり過ぎるなよ」「ゴールまで併せたら離していいぞ」。トロヴァトーレの父レイデオロを管理していた藤沢和雄調教師(引退)そっくりの指示。Wコースで最終追い切りを行った横山武トロヴァトーレもその指示通り、同じレイデオロ産駒のピックデムッシュ(3歳2勝クラス)の4馬身後方から馬なりで併入。ゴール後もペースを落とさず相手を引き離し、1角までストライドを伸ばした。タイムは6F84秒9?1F11秒3。横山武は「1週前は重い感じで牡馬特有のズブさがあったが、だいぶ解消されてきました。折り合いもつくし、東京も問題ないでしょう」と語った。 マイル路線に転じた…