【思い出の弥生賞】「最強のトライアル」武豊のスペシャルウィークが格好良すぎた

  •  報知杯弥生賞ディープインパクト記念は62回目を迎える。競馬記者歴35年の吉田哲也記者が3冠路線につながる“最強のトライアル”を「見てきた」でひもとく。  30年以上前の昔話になるが、先輩の言葉が頭から離れない。「本当に強い(現在の3歳)牡馬は、弥生賞、皐月賞、ダービー。春は、この3レースしか使わない」  シンボリルドルフとディープインパクト。無敗の3冠馬2頭をクラシックロードへ送り出した「最強のトライアル」。昭和の後半から平成の半ばまで、それが報知杯弥生賞の位置付けだった。歴代の勝ち馬の名をながめている瞬間は、その時代に戻ることができる。3月を迎えると、心が躍った。  武豊騎手が最多の8勝とい

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