優勝馬には、高松宮記念への優先出走権が付与されるレースだが、過去10年でこのレースをステップに本番を制したのは2022年のナランフレグのみ。同じ距離ではあるが、コース形態の違いが結果に表れているようだ。中山競馬場芝1200mコースは外回りコース2角をまわり切ったところからスタートする変則的なワンターンコース。ゴール前の急坂を除けばコース全体が下り坂になっており、スピードが求められるコースだ。 ◎ママコチャは一昨年のスプリンターズS優勝馬。その後はセントウルS2着、24年スプリンターズS0.1秒差4着など、強敵相手に勝ちきれないレースを続けているが、大きく崩れたのは重馬場で行われた高松宮記念のみ。高いスピード能力…