格上挑戦での重賞Vは近年でも時折見かけるが、だいたいは3勝クラスからのチャレンジである。今村聖奈の初重賞制覇で話題となった22年CBC賞勝ちのテイエムスパーダも、前走で2勝クラスを勝ち、3勝クラスに昇級した上での重賞制覇だった。 ところが今回の主役・マックロウは2勝クラス(当時900万)2着から、3勝クラス(同1600万)を飛び越えての大胆すぎる格上挑戦。それでも快勝してしまったからファンは驚いた。 14頭立ての11番人気。正直、勝つイメージの湧くタイプではなかった。馬体に弱いところがありダート戦でデビュー。新馬戦では実に勝ち馬から4秒離された8着。500万(現1勝クラス)卒業に6戦を要した。 芝に転じた2勝クラスでも2着…