【きさらぎ賞】ミニトランザットでかなえるベテラン厩務員の夢 定年まで残り3年「ぜひこの馬で超えたい」

  •  「きさらぎ賞・G3」(9日、京都)  寒さは続くが、それでも春は一歩一歩近づいている。今週淀で行われるきさらぎ賞は、まさにクラシックへ直結する大事な戦い。集結したのは飛躍を目指す若駒たち。その背中には、さまざまな人の思いも託される。  杉山佳厩舎のミニトランザットは新馬戦快勝→京成杯3着と、V候補の一角を担う。担当するのはトレセン歴45年目、今年62歳となる大ベテランの山口育生厩務員だ。「前回は面白い競馬をしてくれたね。真面目な上に、器用さがあるのも分かったのは収穫だった。ここまでは言うことなし」と満足そうにほほ笑む。  全姉で厩舎の先輩でもある重賞馬イフェイオンも担当しており、「よく食べる

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