芝のきさらぎ賞を制した唯一の牝馬 ルージュバックの勝利から10年

  •  今年で65回目を迎えるきさらぎ賞はクラシックの登竜門として定着している。ここをステップにクラシックウイナーとなった馬は数多く、勝ち馬に限ってもスペシャルウィークやナリタトップロード、ネオユニヴァースなどの名馬が並ぶ。一方で牝馬の勝ち馬は意外に少なく3頭のみ。70年に芝のレースとなって以降では僅かに1頭となっている。今回はそんな貴重な存在であるルージュバックが制した10年前の一戦を振り返る。  ルージュバックは父マンハッタンカフェ、母ジンジャーパンチ、母の父Awesome Againの血統。母は07年のBCディスタフなどG1を6勝し、同年のエクリプス賞最優秀古牝馬に選ばれた名牝だ。2歳9月に新潟でデビュー勝ちを果たすと、2

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