1994年に始まった香港国際競走は昨年30周年と一つの区切りを迎えた。開始当初から規模は拡大し続け、今では世界各国のホースマンがプランの一つとする大型の国際招待競走となっている。そんな香港国際競走はどうしてここまでの規模を誇るレースとなることができたのか。また、次なる30年へ、さらにその先はどのような青写真を描いているのか。香港ジョッキークラブでレースの責任者を務めるグレッグ・カーペンター氏に話を伺った。 「こういったレースでとても大事なことは、世界中の強い馬たちが集まって戦う場所であることです。それを何よりのテーマとしてやっています」とカーペンター氏。レースというものの本質を問い続けているという。…