昨年のマイルCSを制するなど、メキメキと頭角を現している若手が団野大成騎手だ。そんな関西のホープが重賞初制覇を果たした21年の日経新春杯はハンデ戦らしい決着となった。 1番人気はセレクトセールで5億8000万円(税抜)の高値となったアドマイヤビルゴだった。ここまで5戦4勝で鞍上は武豊騎手とはいえ重賞未勝利馬。ハンデ戦らしく、不気味な伏兵はズラリ。さらにスタート直前になって4番人気のクラージュゲリエの蹄鉄の打ち直しが行われるなど、波乱ムードが漂っていた。 レースは前半3Fが35秒3、5Fが60秒7の平均ペースで流れた。そんな中、好位で流れに乗ったのが団野騎手騎乗、ハンデ53kgで7番人気のショウリュウイクゾだった。勝負…