【追憶のスポニチ賞ステイヤーズS】97年メジロブライト これぞ覚醒の瞬間!あっという間に天皇賞馬へ

  •  競走馬の“覚醒”した瞬間を、これほど分かりやすくファンの前に示した一戦も、そうないだろう。メジロブライトがゴールを通過して1秒8が経過した後、2着アドマイヤラピスがようやくゴールに到達した。着差は「大差」。凄みすら感じる勝ちっぷりに、明けて98年のメジロブライトの活躍を誰もが予感した。  鞍上・河内洋(現調教師)は初騎乗。だが、さすがいぶし銀。メジロブライトの潜在能力を余すことなく引き出した。胸突き八丁の2周目3角過ぎ。押してポジションを上げ、直線を迎えたところで早々と先頭へ。あとは後続を突き放す一方だ。拍手に迎えられてゴールを通過し、ワンテンポ置いてから、2着アドマイヤラピスがフィニッシュした。  

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