今もさんぜんと輝く空前絶後の「外国馬によるJRA平地G1連覇」。10、11年エリザベス女王杯を制した「英国の妖精」スノーフェアリーが見せた切れ切れの決め手は、「凄いレース」を見慣れているはずの日本のファンをも驚かせた。最初の制覇となった10年。直線で実況は「スノーフェアリーがすーんごい脚!」と叫んだ。 11年も直線ではもの凄い脚だったのだが、インパクトでいえば10年にはかなわない。イン2頭目から圧巻の伸びを見せ、一瞬にして後続を突き放した。ラスト2Fのラップは12秒7?11秒8。この“加速ラップ”を見ただけでも衝撃が伝わってくる。 この勝ちっぷりは、さすがのライアン・ムーアにとっても想像以上だったようだ。「英オ…