来年で6度目のレース名変更 府中牝馬Sの歴史たどる

  •  東京競馬場で14日(月)に行われる府中牝馬ステークス(3歳上牝・GII・芝1800m)は、現在JRAで実施されている古馬が出走可能な牝馬限定重賞の中で、もっとも長い歴史を持つ。ゆえに名称や競走条件はたびたび変更されているが、先日発表された来年度の競走体系によれば、府中牝馬SからアイルランドTに改称されるとのこと。これは実に6度目のレース名変更となる。  創設されたのは1953年で、当時は東京牝馬特別の名前だった。東京芝2000mのハンデキャップ戦として行われ、記念すべき第1回を制したのは3歳牝馬のチエリオ。同馬は『宮本武蔵』や『新・平家物語』など、歴史テーマの大衆小説を執筆した吉川英治氏が所有しており、5歳時には啓衆社主催

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