「スプリンターズS・G1」(29日、中山) 群雄割拠のスプリント界に突如として現れた超新星。夏王に輝いたサトノレーヴが、一気の天下獲りへ出陣する。 夏の重賞V2はいずれも圧巻だった。函館スプリントSは逃げ馬が15着に沈むよどみない流れを抜群の手応えでインの3番手から。直線は狭い1頭分のスペースを一瞬にして割って伸び、レースセンスと根性の強化を示した。続くキーンランドCも好位から完璧な立ち回り。G3では力が違うとばかりに、横綱相撲で後続を完封した。 手放しで馬の地力を認めたのが前走で手綱を取ったレーンだ。「とても強い馬だね。抜け出す脚がすごかった」。G1でも確勝級との手応えを得たのだろう…