強い2歳女王が帰ってきた。サマーマイルシリーズ最終戦「第69回京成杯AH」が8日、中山競馬場で行われ、1番人気アスコリピチェーノが圧巻の走りでV。85年エルプス以来39年ぶりとなる3歳牝馬優勝を成し遂げた。2着に敗れた桜花賞、NHKマイルCのうっぷんを見事に晴らし、次走予定のオーストラリア超高額賞金レース「ゴールデンイーグル」に弾みをつけた。中京のサマースプリントシリーズ最終戦「第38回セントウルS」はトウシンマカオが差し切り、重賞4勝目を飾った。 恐怖すら覚える強さ。重いハンデ、休み明け、高速馬場、初の中山、初の古馬混合戦…。アスコリピチェーノは幾多の困難をあっさりはねのけてみせた。「安全に乗ってこのパフォー…