今年からJpn2に昇格した3歳重賞「第56回不来方賞」が3日、盛岡競馬場で行われ、武豊騎乗の2番人気サンライズジパング(牡=音無)が重賞初制覇を飾り、ジャパンダートクラシック(10月2日、大井)の優先出走権を獲得した。岩手3冠が懸かるフジユージーンは4着に敗れた。 春は芝のクラシック(皐月賞9着、ダービー12着)を戦ったサンライズジパングがダートに回帰して底力を発揮した。スタート直後、武豊が出ムチを入れて先団へ。「もっと付いていけない苦しいパターンも覚悟していたが、いい位置で流れに乗れた」と鞍上。3番手追走から早めに仕掛け、4角で逃げた1番人気カシマエスパーダを射程圏に。「最後の直線は必ずいい脚を使ってくれる。何と…