“ハンデキャッパー冥利”に尽きる名勝負 15年京成杯AHは勝ち馬から7頭が0.1秒差

  •  条件戦を含め、1年間に約200競走行われている「ハンデ戦」。出走全馬が横一線でゴールすることを目指し、ハンデキャッパーたちは頭をフル回転していると聞く。負担重量の決定には着差だけでなく、展開や対戦メンバー、内外の差など、あらゆる条件を踏まえて熟慮しているとされ、直線でズラッと横並びになった際は“ハンデキャッパー冥利”に尽きるといえよう。まさにそんなレースになったのが、15年の京成杯オータムハンデである。  戦前から混戦ムードが漂っていた。同年のNHKマイルC2着馬アルビアーノが一応の1番人気に推されたものの、決して抜けたオッズとはいえない4.3倍。以下、中京記念3着からの臨戦だったダローネガが5.3倍、安定感

あなたにおすすめ

©NetDreamers