海外でも天国と地獄味わったシャドウゲイトと田中勝春

  •  【競馬人生劇場・平松さとし】今週末のメインレースは中京記念(G3)。11年より以前は2000メートルの競走だった。そんな中距離戦だった10年に勝利したのがシャドウゲイト(美浦・加藤征弘厩舎)。当時、8歳という古豪ながら、トップハンデの57・5キロを克服し、見事に先頭でゴールに飛び込んでみせた。  騎乗したのは田中勝春騎手(当時)。現在、技術調教師として来春の開業を待つ彼と、シャドウゲイトとのコンビは、海を越えた海外でも天国と地獄を味わった盟友だった。  この中京記念からさかのぼること、実に3年。07年にシンガポールで行われたシンガポール航空国際C(当時G1)に、彼らは挑んだ。現在では既に競馬そのものの廃止が決まったシン

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