◇鈴木康弘氏「達眼」馬体診断 76年ぶりの快挙をもたらす貴婦人の輝きだ。鈴木康弘元調教師(79)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。第84回皐月賞(14日、中山)では紅一点のレガレイラをトップ採点した。達眼が捉えたのは一時代を築いた3冠牝馬ジェンティルドンナと共通する“細マッチョ”な肉体美。47年トキツカゼ、48年ヒデヒカリに続く牝馬3頭目の皐月賞制覇が現実味を帯びてきた。 一時代を築いた名牝の肉体美は2通りに大別できます。分厚い筋肉が隆起した岩のようにごつい馬体と、流麗なボディーラインに縁取られた柳のようにしなやかな馬体。近年の3冠牝馬を振り返れば、アーモンドアイやデアリングタクト、リバティアイランド…