【さらば伯楽】騎手としてJRA通算1527勝、調教師としてJRA通算446勝を挙げた南井克巳師(70)が最終週に大攻勢をかけている。 南井師は通る声でテキパキと調教の指示を与える。騎手としてJRA通算1527勝を挙げた名手。軽い身のこなしは現役時代と何ら変わりない。70歳だが、今でも軽々と馬に乗れそうだ。 阪急杯に向かうメイショウケイメイの最終追いは冷たい雨の中。これが最後の重賞挑戦になる。泉谷(レースは角田河)を背に重馬場の坂路を活気十分に駆け上がって4F53秒8?1F12秒2。泉谷は「状態は良さそうですよ。1回使ったことで上向いている。1400メートルの条件も合う。一瞬の脚をどこで使うかですね」と好感触を伝えた。 ラストウイ…