バーイード敗戦で思い出すシンボリクリスエスのラストラン

  •  【競馬人生劇場・平松さとし】デビュー以来10戦10勝。G1も6連勝中だったバーイード(英国、W・ハガス厩舎)が、英チャンピオンS(G1)で4着に敗退した。ラストランでのまさかの敗戦に、タイキシャトルが思い出された。  1997年に名門・藤沢和雄厩舎からデビューしたタイキシャトル。マイルチャンピオンシップ(G1)連覇や安田記念(G1)勝ちのほか、フランスへ遠征してジャックルマロワ賞(G1)を制すなど、世界を舞台に無双した。そして、12戦11勝2着1回というほぼ完璧な成績で、98年、ラストランとなるスプリンターズS(G1)に臨んだ。この成績に加え、同レースは前年に勝っていることもあり、単勝は1・1倍。圧倒的1番人気に支持された。  しかし、結

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