一昨年は31年ぶりに1?3番人気の馬が全て4着以下に敗れる決着となり、昨年は53年ぶりに2桁人気馬が勝利する波乱となった。以前はこの大舞台までに実績を積み重ねてきた人気馬がしっかり力を出し切って、馬券的には平穏な決着となることが多かったが、近年は伏兵の台頭が目立っている。 1.乗り替わりは不振 過去10年、前走と同じ騎手とコンビを組んでいた馬が[10-8-7-93]で複勝率21.2%なのに対し、今回騎手が乗り替わりとなる馬は[0-2-3-55]で複勝率8.3%。勝ち馬に関して言えば、乗り替わりでの優勝は85年のシリウスシンボリまで遡らなければならない。 2.キャリア数に注目 過去10年、本番までのキャリアが5戦以内だった馬は[6-7-3…