上半期の大一番・帝王賞に向けての出発点と位置づけられるレース。以前は京都の開幕週に行われていたが、12年にマイラーズCと入れ替わる形で阪神の最終週に移ってきた。直線に坂がある阪神に替わったことで、より底力が要求されるようになっている。 1.長い距離をこなすスタミナが問われる 阪神に移動して以降の8年間の勝ち馬のうち、7頭は1900m以上のレースからの距離短縮だった。唯一の例外である15年のクリノスターオーにしても、その時点でダート1900m以上の重賞を2勝していた。長い距離での実績は勝ち負けのための必須に近い条件だ。 2.前走の4角位置に注目 過去8年間の勝ち馬は全て前走の4角での位置が3番手以内、2着も8頭中6頭…