最後までノーステッキのまま、フィエロは栗東坂路を一気に駆け上がる。鞍上の戸崎圭が仕掛けて前進を促した程度で、併走相手のルペールノエル(5歳障害オープン)を置き去りにした。雨中で刻んだ4F51秒4のタイムは、この日No.3の速さ。ラスト3Fも37秒3-12秒6でまとめて1秒先着と、圧巻のフィニッシュを決めた。 「前走より…