「チャンピオンズC・G1」(7日、中京) メイショウハリオを担当する湊厩務員とは、彼がかつて栗東・土門厩舎に所属していた時からの仲。私が美浦へ転勤する際には二人だけの“お別れ会”を開いてくれたほど泣かせる男で、今でも友人関係は続いている。 それゆえ、ハリオのことはデビュー前から知っており、苦労話をよく聞いていた。なかなか“あまのじゃく”な馬で、初めて東京へ遠征した21年薫風Sでは、イレ込みがキツくて数人がかりで装鞍したそう。また、体調がひと息と聞いていた22年マーチSでは、当日の馬体重が16キロ減。「自信なんてあるワケない」と後日談を聞いが、前述の2戦をしっかりと勝ち切った時には驚いた。…