師走の中山競馬場名物、平地最長距離の3600mで争われるステイヤーズステークス。特殊なコース形態と距離からリピーターの活躍も目立つが、スタミナだけでなく、長丁場を集中して走り切る精神力が問われるタフなレースだ。今年も各路線からスタミナ自慢が集結した。 1.前走4角2-5番手の先行策に妙味あり 過去10回のデータにおいて、前走の第4コーナー通過順位が「2番手」だった馬は、勝率23.1%、複勝率30.8%に加え、単勝回収率283%という驚異的な数値を叩き出している。また「5番手」だった馬も複勝率55.6%、複勝回収率211%と非常に優秀だ。長距離戦らしく、前走で早めの競馬を試みていた馬が穴をあける傾向にあり、逆に「10番手以下」…