追い切り後、マロウ場で軍議を行うクロワデュノール陣営。最近は水曜の風物詩だが、斉藤崇師の表情はジャパンCの出否を決めかねていた先週までと違った。笑い声も漏れ聞こえたその輪が解けたのち、取材陣の前に足を運んだ指揮官は「いい時のクロワデュノールが戻ってきた。これなら問題なくいけると思う」と力強く出走を表明した。 慎重に状態を見極めてきた上で「合格点」を与えた最終追い。CWコースに登場したクロワデュノールの背中にはC・デムーロの姿があった。「僕も、北村さんも、(厩舎所属の団野)大成も、ダービー時の良かった状態を追っかけてしまう。クリスチャンは全くのテン乗り。フランスのリーディングジョッキーがジャパンC…