世界的名手のL.デットーリ騎手が先日、自身のXで近々の引退を発表した。そんな彼はジャパンCでも大活躍しており、外国人騎手としてはC.ルメール騎手の4勝に次いで2位、そしてJRA所属騎手以外では最多となる3勝を挙げている。この機会にそれぞれのレースを振り返ってみよう。 最初の勝利は96年だった。91年のドラムタップス(11着)以来、5年ぶり2回目の参戦。英国のシングスピールを駆って、同年の秋華賞馬のファビラスラフインと一騎打ちを演じ、最後は僅かにハナ差抑えてゴール。パートナーをGI・2勝目に導くとともに、自身は初制覇を果たした。 2勝目は中山開催の02年だった。パートナーのファルブラヴは秋2戦でフォワ賞が3着、凱旋門賞…