◆第45回ジャパンカップ・G1(11月30日、東京競馬場・芝2400メートル) 豪華メンバーがそろう大一番でも、伏兵の一発に期待したくなるのが人情だ。前走の天皇賞・秋で10着に敗れたブレイディヴェーグ(牝5歳、美浦・宮田敬介厩舎、父ロードカナロア)が、あえてジャパンCに挑む陣営の意欲を買いたい。来春の引退が近づいているなか、レースの選択肢が少なくなっているとは言え、決してノーチャンスという気持ちでジャパンCに挑むわけではないだろう。 調子の良さもあって4番人気に支持された前走は、4角13番手から直線で内を突き、前が壁になって不完全燃焼と言える内容だった。それでも宮田調教師は「勝ちを狙って馬群に突っ込んでく…