自慢の末脚をさく裂させた。単勝130・2倍の15番人気だった伏兵ウォーターリヒトが中団追走から下り坂で徐々に加速すると、直線は馬場の真ん中を突いて上がり3F33秒0をマーク。ガイアフォースに鼻差まで迫る3着に食い込み、3連系の配当は跳ね上がった。 6月の宝塚記念(プラダリア13着)以来、2回目のG1騎乗だったデビュー2年目の高杉は「流れも向いて、よく頑張ってくれました。これから馬も良くなってくると思います」と満足げに語った。 今春、所属していた河内元調教師の定年引退に伴い、石橋厩舎に転厩し4戦目で激変。今後の楽しみが広がる走りだった。…