◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」 こんなに悔しい思いをしたのは久しぶりだ。10月5日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞。現地取材のため初めての海外出張へ。それまで延べ35頭の日本馬が勝てていない欧州最高峰のレースだ。今年は日本ダービー馬のクロワデュノールを筆頭に、アロヒアリイ、ビザンチンドリームが挑んだ。 今までテレビでしか見ていなかった凱旋門賞。海外遠征のリスクや渡航、滞在費用などを考えると、国内の大レースに出たほうが効率はいい。「そこまでこだわるレースなのだろうか?」と正直、思っていたことも事実だ。 しかし、現地で懸命に調教に励む馬や厩舎関係者を見ていると…