荒れないイメージのジャパンCだが、11年は意外な結末となった。勝ったのは2番人気のブエナビスタだったが、2着が6番人気のトーセンジョーダン、3着が14番人気のジャガーメイルと伏兵が健闘。3連単がレース史上最高配当となる32万4680円となった一戦を振り返る。 この年のジャパンCは12年ぶりに外国馬が1番人気となった。同年の凱旋門賞覇者のデインドリームである。僅差の2番人気が、同じく牝馬で前年の天皇賞(秋)以来のGIタイトルを狙うブエナビスタ。その後にペルーサ、ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュと牡馬の強豪が続いた。 レースは前半1000mが61秒8のスローペースとなった。向正面でウインバリアシオンが番手まで押し上げ…