「東スポ杯2歳S・G2」(24日、東京) 1戦1勝のサレジオが出世レースに駒を進めてきた。20年エリザベス女王杯と有馬記念で連続2着したサラキアを母に持つ良血エピファネイア産駒。6月の阪神新馬戦は、雨の残るターフで果敢にハナを奪って押し切り。2、3、4、6着馬がその後に勝ち上がったように、レベルの高いレースをモノにした価値は大きい。 そこから約半年ぶりの実戦。放牧先で馬体を大幅に増やして帰厩し、田中博師は「息も重く、動きも重たい。少しずつ軽くはなってきましたが、現時点でプラス40キロ弱。中間が順調にいかず、仕上がるには時間がかかります」と慎重な構えだ。 それでも調整は急ピッチで進む。1…