3場で10頭が勝ち上がり。“超A級”の勝ち馬はいなかったか。その中で土曜京都マイル戦を勝ったグレースジェンヌはセンスを感じる走り。好位から器用に抜け出した。半兄に17年東京新聞杯Vのブラックスピネルを持つ素質馬。時計は目立たないが、攻め切っていない中での勝利。上積みの見込める次が楽しみ。 土曜東京の芝マイル戦を差し切ったのはマスターソアラ。メンバー唯一の上がり3F32秒台(32秒8)を計時、切れ味をアピールした。土曜京都のプリンセスモコはダート6Fでは完勝といえる3馬身差V。好位からソツのない立ち回り、JRA初勝利となったシャーラタン産駒の可能性を感じさせた。父は米ダート9FのG1を勝っており、距離延長も選択肢に入…