秋のマイル王決定戦、マイルCS。京都外回り1600mが舞台となり、スピードだけでなくスタミナや総合力が問われる一戦だ。今年も各路線からGI馬を含む実力馬が集結し、激戦が予想される。過去のデータを紐解き、傾向を探っていく。 1.充実期を迎える4歳馬が中心的存在 過去10年のマイルCSでは、4歳馬が[4-5-4-32]と出走数こそ多いものの、複勝率28.9%と高い好走率を記録している。これは3歳馬の複勝率18.2%や5歳馬の14.8%を大きく上回る数値であり、充実期を迎えた馬が結果を出す傾向が強いことを示している。対照的に、7歳以上の馬は[0-0-0-15]と一度も馬券に絡んでおらず、複勝率は0%となっている。古馬の中でも4歳馬を軸に据え、高齢馬…