今年のエリザベス女王杯・G1(11月16日、京都競馬場・芝2200メートル)は、どんなドラマが生まれるのか。過去の名勝負・ダイワスカーレット(父アグネスタキオン)勝利で幕を閉じた07年に3着、このレースをもって引退したスイープトウショウ(父エンドスウィープ)を振り返る。 突然だった。「これで引退させる」池添は、パドックで鶴留明雄調教師(当時)からこう告げられた。宝塚記念、エリザベス女王杯、秋華賞とG1を3つも勝たせてくれたスイープトウショウとの突然の別れ。「有終の美を飾らせてやりたい」万感の思いを胸に池添が、力強く手綱を握った。 史上まれにみる“気まぐれ女王”スイープトウショウ。調教拒否、追い切りを完全…