秋華賞2着エリカエクスプレスは坂路で自己ベストを更新。悲願のG1獲りへ、万全の仕上がりだ。 開門直後の坂路に登場したエリカエクスプレスの背には2戦連続でコンビを組む武豊の姿があった。単走馬なりで馬場の真ん中を力強く駆け上がる。道中は我慢が利いた走りで徐々にペースを上げて加速。「軽すぎた」が鞍上の第一感だったようだが、計時した4F52秒6?1F12秒1は自己ベストを更新。これには「思ったよりタイムが出ていた」と驚き交じりに「動きは良かった。前回同様、調教ではそれほどイレ込んでいなくて、凄くおとなしかった」と好感触を伝えた。 前走秋華賞は逃げ粘り2着。調教に乗った際とレースでのテンションの違いを肌で感じた。…