◆第50回エリザベス女王杯・G1(11月16日、京都競馬場・芝2200メートル)追い切り=11月12日、栗東トレセン レジェンドの体感を超える速さが、充実期の証だった。エリカエクスプレス(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)が栗東・坂路で、52秒6の好時計を出した直後。武豊騎手=栗東・フリー=は杉山晴調教師に切り出した。「すいません、軽すぎましたか?」「いや、52秒ぐらい出ていましたよ」。その答えに武豊は「えっ!?」と驚いた。「やっぱり、ストライドも、乗っている感触よりも大きくなっているのかなという印象でしたね」とトレーナーは満足そうにうなずく。 動きの質も申し分ない。序盤からリラックスした感じで…