中山の新馬を快勝したライヒスアドラー(牡2、美浦・上原佑紀厩舎)が、東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳・GII・芝1800m)で無敗戴冠を目指す。 ライヒスアドラーは父シスキン、母クライリング、母の父ハーツクライの血統。父は20年の愛2000ギニーの覇者。ここまで2世代の産駒からは、24年の阪神JFで3着だったテリオスララを筆頭に、多くの素質馬が出ている。一方の母は13年の川崎・ローレル賞の勝ち馬。曾祖母のターンバックジアラームは米G1を5勝している。 9月に中山芝1800mでデビュー。逃げたアクアマーズをマークするように番手で運び、直線に向くと急加速。上がり2Fが10秒8、10秒9の瞬発力勝負を抜け出し、3馬身半差の大楽勝だった。…