今もファンから根強い人気のあるオースミハルカ(牝25歳・父フサイチコンコルド、母ホッコーオウカ)。G1を勝つことはできなかったが、逃げの戦法で強豪馬に堂々と立ち向かった姿はファンの心に強く残っている。 当時の絶対女王だった“怪物牝馬”を次々と封じ、世間を驚かせた。03年チューリップ賞は、のちに牝馬3冠を成し遂げるスティルインラブを抑えて勝利。7番人気で挑んだ03年クイーンSは、逃げの戦法をとってファインモーション、テイエムオーシャン(いずれもG1を2勝)を完封と、名だたるG1馬に先着して力を示した。主戦を務めた川島信二さんは「逃げましたら息をいれながら走ってくれて。直線、4コーナー向いても手応えが良かった…