近10年のエリザベス女王杯において、二桁人気で馬券に絡んだ馬は4頭しかいない。そしてこの4頭には意外な共通項があった。それは中3週での臨戦だったということだ。 古い方から見ていこう。16年に12番人気で2着のシングウィズジョイと、21年に10番人気で1着のアカイイト。この2頭は府中牝馬Sをステップにしていた。そして22年に12番人気で2着同着のライラックは秋華賞組。最後に24年に12番人気で2着のラヴェルのオクトーバーSからの臨戦だった。同一の前哨戦ならともかく、3つの異なるレースを経た馬が揃って中3週で高配メーカーとなっているのだから、レース間隔に大きな意味があるのかもしれない。 では、今年のメンバーを見てみよう…