◆第61回京王杯2歳S・G2(11月8日、東京競馬場・芝1400メートル) 自然体で臨めるのが自信の表れだ。開業2年目の矢嶋大樹調教師は、京王杯2歳Sに送り込むレッドスティンガーで人馬ともに重賞初制覇を狙っている。重賞挑戦は24年の函館スプリントS(カイザーメランジェ)、25年のフラワーC(エナジーショット)に続く3度目で、「もともと期待していた一頭。本当に頑張りたいです」と闘志を燃やす。 思い入れはひとしおだ。同馬の母マレーナは、自身が手塚貴久厩舎の助手時代に携わっていた馬で、自ら手綱を執って調教をつけた経験がある。「マレーナの子で挑めるのはうれしいですよね。ムチムチしていてかわいい子でした。スピードがある…