絶対王者ベルピットが君臨する中距離路線とは異なり、スプリント路線は混戦模様だ。昨年の勝ち馬スペシャルエックスに、今季エトワール賞とポラリスサマースプリントを制したデステージョ、グランシャリオ門別スプリントを連覇したストリーム、そして今回の前哨戦であるウポポイオータムスプリントを勝利したキャンディドライヴ。これらの古馬勢に加え、ベラジオゼロ、ミラクルヴォイスという伸びしろ豊かな3歳馬も参戦し、非常に多彩な大一番となった。 どの馬が勝ってもおかしくないが、個人的にはキャンディドライヴを中心視した。特筆すべきは門別再転入2戦目、2走前のクラスターカップでの好走だ。2番手で流れに乗る正攻法の競馬で、サ…