小さな体に無限の可能性が詰まっている。デビュー戦を大差勝ちしたグルーヴィン(牡2=浦和・小久保、父ヘンリーバローズ)が29日、4Rの自己条件(1400メートル)に出走。無傷の2連勝を飾った。421キロの小柄な体を躍動させて2着に1馬身半差つけてゴール。デビュー戦のような派手さはなかったが、鞍上の本橋は「ステッキは肩に入れた程度。心臓がいいのかな。成長すれば凄い馬になりそう」と賛辞の言葉を並べた。 サラブレッド市場で人気を集める雄大で筋骨隆々なタイプとは正反対。だが、プロたちの目は違った。オーナーのアドバイザーを務めるのは本紙「血統ビーム」コラムでもおなじみの亀谷敬正氏。亀谷氏はその卓越した血統理論からディー…