◆第172回天皇賞・秋・G1(11月2日、東京競馬場・芝2000メートル)追い切り=10月29日、美浦トレセン 息の合った走りで見る者をうならせた。今週から短期免許で初来日したプーシャンを背にしてアーバンシックは、最後までリズムの良いテンポで駆け抜けた。最後まで気を抜く面をのぞかせずにフィニッシュして、鞍上は「息遣いもいいし、追い出してからも馬が前進意欲を見せてくれて、状態は万全だと思う」と涼しい表情で満足げだった。 巻き返しに向けて調子は上昇曲線を描けている。美浦・Wコースで外ハーツコンチェルト(5歳3勝クラス)、内ナスノカンゲツ(5歳3勝クラス)の真ん中からスタートして、6ハロン84秒0―11秒5でゴール前で仕…