競馬業界で話題のドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」。その第2話では戸崎圭太騎手が騎乗したロイヤルイザーニャが逃げ切って波乱を演出していた。では、実際の重賞で戸崎圭太騎手が最も単勝高配当で勝利したレースは? その答えは14年の京王杯2歳S。伏兵のセカンドテーブルで鮮やかに逃げ切った一戦を振り返る。 この年の京王杯2歳Sには明確な主役がいなかった。1番人気には単勝2.7倍でニシノラッシュが推されたが、条件クラスのくるみ賞をハナ差で制したばかり。不動の軸馬という雰囲気ではなかった。実際にワキノヒビキ、アクティブミノル、サフィロス、ロンバルディアまでの5頭が単勝オッズ1桁台で、混戦ムードが漂っていた。 レースは…