秋G1シリーズ第4戦、第172回天皇賞・秋が11月2日に東京競馬場で行われる。山下優記者が担当する「考察」見立て編は、牝馬のクイーンズウォークに注目した。 ここ10年の天皇賞・秋では、15頭の牝馬が挑戦した。連対したのは19年と20年を連覇したアーモンドアイ1頭のみで、一見、高い壁のようにも思えるが、19年アエロリット、20年クロノジェネシス、21年グランアレグリアが3着と、頭数が少ない割には健闘している。過去には2005年に14番人気のヘヴンリーロマンスが波乱を演出したように、牝馬だからといって侮ってはならない。 気になるのがクイーンズウォークだ。牝馬ならエリザベス女王杯が2週後にあるが、あえて牡馬との戦いを…